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お葬儀の豆知識

2024/01/03

意外と知らない葬儀でのアクセサリーマナーとは?必ず付けるもの?選び方や注意点とは?

意外と知らない葬儀でのアクセサリーマナーとは?必ず付けるもの?選び方や注意点とは?
・通夜や葬儀でのアクセサリーマナーとは?
・葬儀のアクセサリーは必ず付けるもの?
・パールの選び方、付ける時の注意点は?

通夜や葬儀で付けるアクセサリーは、男性は結婚指輪のみ、女性はパールのネックレスイヤリングとされていますよね。

ただパールにも色や種類があるため、通夜や葬儀のアクセサリーとして、日ごろから用意しておくと役立ちます。

本記事を読むことで、通夜や葬儀で付けるアクセサリーの選び方注意点などのマナーが分かります。

 

葬儀でアクセサリーは必ず付けるもの?

葬儀でアクセサリーは必ず付けるもの?
◇和装で参列する葬儀ではアクセサリーは、基本的に付けません

和装が一般的だった昔の日本では、葬儀や法事でアクセサリーは不要でした。
日本で葬儀にアクセサリーを付けるようになったのは、洋装での参列が一般的になってからです。

 

<葬儀でアクセサリーは必須?>
●必ず付けなくても良い
[種類] [アクセサリーの有無]
・和装 ・なし
・洋装 ・あり

 
欧米のドレスコードに倣い、正装として男性はネクタイ、女性はネックレスをつけるマナーが広まりました。

ヨーロッパでは「モーニングジュエリー(喪に服すジュエリー)」と言う風習があり、葬儀では哀しみを表すアクセサリーを付けて正装とされたためです。
モーニングジュエリーについては、後ほど詳しくお伝えします。

 

葬儀のアクセサリーはパールが主流

◇パールは「月の涙」「人魚の涙」などと呼ばれます

葬儀でパールアクセサリーを付ける風習は、エリザベス2世によって広まりました。

1965年にイギリスで行われたウィンストン・チャーチル元首相の国葬で、エリザベス2世がパールアクセサリーを着用したことが始まりです。

その後、参列者たちもエリザベス女王を真似ていくうちに、「パール=モーニングジュエリー(喪に服すジュエリー)」として、広く認知されるようになり、現代に至ります。

 

葬儀アクセサリーの選び方:パール

葬儀アクセサリーの選び方:パール
◇マットな単色の中粒パールを選びます

葬儀のアクセサリーは、一般的にパールの一連ネックレスです。
パールは「涙の象徴」とされ、故人を弔い喪に服す心、哀しみのなかにいるご遺族に寄り添う心を表現します。

 

<葬儀の一般的なパールアクセサリー>
・パールの一連ネックレス
・ひと粒パールのイヤリング(ピアス)

 
パールのシンプルなブローチは、通夜や葬儀では控えますが、法要の席では付けても失礼にはあたりません。

パールの色は年齢や通夜や葬儀、法要の内容に合わせて白・グレー・黒が選ばれます。

 

パールの色

◇パールはマットなもの、白・グレー・黒真珠を選びます

パールの色は白が基本ですが、グレーや黒真珠も失礼にはあたりません。
白いパールは年齢によって派手な印象になることもあるため、年齢に合わせてグレーや黒真珠を選ぶ人も増えました。

 

<パールの色:使い分け>
・20代…白パール
・30代…グレーパール
・40代以降…黒真珠

 
30代、40代になったからと言って、グレーパールや黒真珠を改めて用意する必要はないのですが、喪服と合わせた時に白パールが浮いていると感じた場合には、より年齢にふさわしい装いになります。

 

●ピンクやイエロー、ピーコックなど、華やかな色は相応しくありません。

 
ただ白パールは、お悔やみ事の他結婚式などの慶事など、さまざまなシーンで、それほど年齢に関係なく身に着けることができるので、冠婚葬祭用にひとつ用意しておくと便利です。

 

パールの大きさ

◇直径7~8mmほどの中粒が適切です

パールの大きさは直径7~8mmほどの中粒、大きいと華やかな印象になりやすく、小さいとカジュアルになるためです。

 

●凹凸がある「バロックパール」は、ファッション性が高く葬儀には適していません。

 
葬儀で選ぶアクセサリーには、綺麗な丸い形のパールを選びましょう。
素材はあこやパールなどの天然素材が一般的ですが、人工パールでも問題ありません。

 

葬儀アクセサリーの長さ

◇40cmを目安に、一連パールネックレスを選びます

ネックレスの長さは、長すぎるものは派手な印象を与えるため、長さは40cm前後のものがおすすめです。

長すぎるネックレスは「哀しみが続く」として葬儀のアクセサリーにはタブーです。
また二連のネックレスは「不幸が重なる」ことを連想させるため避けましょう。

 

葬儀アクセサリーの形状

◇中粒パールが連なったネックレスを選びます

パールのネックレスには、ゴールドやシルバーがキラキラと光るチェーンについたひと粒タイプもありますがマナー違反ですので、パールが連なったものを選びましょう。

イヤリングやピアスをつけたい場合は、シンプルなひと粒タイプが適切です。
耳元で揺れるドロップタイプは葬儀アクセサリーには適していません。

葬儀では特に派手な装いは必要ありませんので、身に着けるだけで十分です。

 

葬儀アクセサリー「モーニングジュエリー」とは

葬儀アクセサリー「モーニングジュエリー」とは
◇「モーニングジュエリー」とは、葬儀で付けるアクセサリーです

モーニングジュエリーとはヨーロッパの風習で、喪に服す期間につけるアクセサリーを差します。

「モーニングジュエリー」の「モーニング(mourning)」は喪に服す、弔う意味がある英語で、喪服と言う礼装においては、モーニングジュエリーを合わせて、より格式高い装いの完成とするためです。

そのため欧米において、喪服にノーアクセサリーは失礼です。
けれども日本で和装の喪服で参列する時、結婚指輪以外は付けません。

 

<モーニングジュエリーとは>
●喪に服す期間に付けるジュエリー
・ジェット
・オニキス
・黒曜石
・黒珊瑚(ブラックコーラル)
…など

 
イギリス王室から広まったモーニングジュエリーは、日本の皇室でも広まり、女性皇族が葬儀でジェットのネックレスを身に着けることがあります。

日本では馴染みが薄いモーニングジュエリーですが、実は葬儀で公式に認められているアクセサリーです。

葬儀でパール以外のアクセサリーなら、モーニングジュエリーを選ぶと失礼にあたりません。

 

モーニングジュエリー:ジェット

◇「ジェット」は、古代松や柏が化石化した漆黒の黒玉です

ジェットには宝石にはない輝きと柔らかさ、細工がしやすく美しい光があります。

特に英国のビクトリア女王はジェットを愛用した人物として有名です。
ビクトリア女王はアルバート公を亡くした後、喪服の規制緩和まで20年以上にわたって、謁見する女性たちにジェットを身につけることを奨励しました。

こうしてジェットは、故人を偲ぶ服喪用の装身具としての地位を築き、現在、日本の皇室でも使用されています。

 

モーニングジュエリー:オニキス

◇「オニキス」は黒色が魅力的な鉱石です

古代は魔除け・厄除けとされ、日本語では「黒メノウ」とも呼ばれます。

ヨーロッパではモーニングジュエリーとして定着していますが、日本ではあまり派手なカットやデザインは、葬儀の場にふさわしくないとする人もいるので注意が必要です。

葬儀アクセサリーとして身に着けるなら、華美な印象を与えないような、光を反射しないオニキスが良いでしょう。

 

モーニングジュエリー:黒曜石

◇黒曜石は、火山岩の一種です

ヨーロッパで「Obsidian(オブシディアン)」の名で親しまれる黒曜石は、火山岩の一種であり、ガラスに似た性質を持っています。

古代には矢じりとして使用され、現代の日本では数珠にも加工されるジュエリーですので、葬儀アクセサリーとしても適切です。

 

モーニングジュエリー:黒珊瑚(ブラックコーラル)

◇「黒珊瑚(ブラックコーラル)」は名前の通り珊瑚です

ただし「黒珊瑚(ブラックコーラル)」は他の宝石珊瑚とは異なり、希少な六放珊瑚の一種になるため、現在は輸入が禁止されています。
現在、日本で市場に出回っているものは、輸入禁止前に入荷されたものです。

黒珊瑚(ブラックコーラル)」は、木の年輪のような模様が特徴的で、磨くと美しい光沢が生まれ、透明感はなくマットな黒さがあります。
ジェットともよく似ているでしょう。

 

その他、葬儀の小物やアクセサリーマナー

その他、葬儀の小物やアクセサリーマナー
◇葬儀で身に着けるアクセサリーは、質素にまとめます

通夜や葬儀で身に着けるアクセサリーは、故人への弔意を表すことを主な目的とし、派手なアクセサリーや光沢のあるものは避けるようにしましょう。

銀やプラチナは身につけても失礼にはあたりませんが、金は華美な印象を与えがちなので、避けた方が無難です。

葬儀アクセサリーは、華やかすぎない、上品な印象を与えるものを選びます。

 

ピアス・イヤリング

◇ひと粒タイプのイヤリング(ピアス)が適切です

葬儀では、パールやモーニングジュエリーとされるイヤリング(ピアス)を付けることができますが、ネックレスと合わせて色や種類を統一させましょう。

 

<ピアス・イヤリングのタブー>
・2粒以上あしらわれたもの
・耳元で揺れるデザイン
・ゴールドの金具

 
葬儀アクセサリーでは、揺れるデザインはタブーです。
また金具もゴールドではなく、シルバーの金具を選びます。

 

バッグ

◇バッグは光沢のない布製のものが適切です

バッグは黒色で光沢のない、目立つ金具のないもの、素材は布製が良いでしょう。
革製は殺生を連想させるため避けた方が良いですが、持って行くなら動物を連想させない、シンプルな見た目、光沢のないものを選びます。

 

●ショルダーバッグ、ブランドのロゴが目立つデザインは避けましょう。

 
布製でなくてもソフトな肌ざわりのサメ革かばん「シャークバック」や、馬の毛と綿糸で織った「ホースヘア」などの素材も、葬儀のバッグとして問題はありません。

 

◇黒色でシンプル、光沢のないパンプスを履きます

靴は基本的に光沢のない黒色で装飾がなく、約3cm~5cm安定感のあるヒールが適切です。
スニーカーやサンダルなどのかかとのないカジュアルなデザインやオープントゥ、ウェッジヒール、ピンヒールも避けましょう。

 

ハンカチ

◇白・黒のハンカチを選びます

本来は白色のハンカチとされますが、喪服に合わせて黒色が一般的になっています。
同色で控えめな柄やレースがあっても、失礼にはあたりません。

 

●ハンカチは香典を包む「袱紗(ふくさ)」を忘れた時にも代用できます。

 
無地の白いハンカチは、控えめなレースや柄があっても結婚式にも使えるので、日ごろから用意しておくと、冠婚葬祭に便利です。
ただし黒いハンカチは、結婚式には適切ではないので使い分けに注意をしてください。

 

指輪

◇基本的に日本で指輪は、結婚指輪のみとされます

結婚指輪であれば、葬儀の場で付けても問題ありません。
ただダイヤモンドが埋め込まれているなど、華美なデザインであれば、ダイヤを内側に向けるなどの配慮も必要です。

 

●本来は、パールや黒真珠がひと粒あしらわれた指輪は、着用が認められています。

 
ただ日本では結婚指輪以外はあまり葬儀に着用しません。
付けるならば華やかに見えないよう、粒の大きさや光沢に注意してください。

 

腕時計

◇腕時計は付けない方が無難ですが、マナー違反ではありません

「葬儀の場で時間を気にしている」とし、腕時計を付けて参列することをマナー違反と捉える人もいますが、本来は失礼にあたりません。

 

●実際に時刻を確認する時にスマホを取り出してチェックするのも、あまり良い印象ではないですよね。

 
必要であれば腕時計をしてもかまいませんが、葬儀に参列する時は、派手なゴールドの腕時計などは避けます。
シンプルで落ち着いた、シルバーや黒の腕時計を隠すようにそっと着用しましょう。

 

袱紗

◇葬儀で使う袱紗は寒色系の落ち着いたものです

袱紗(ふくさ)」とは、正式なマナーとして香典を包む際に利用します。
結婚式の祝儀にも利用するので、弔事と慶事の袱紗(ふくさ)を使い分けましょう。

弔事は光沢のない黒や草色などの寒色系、慶事は光沢や飾りのある黒や、暖色系の色が一般的です。
ただし紫色は、弔事と慶事どちらにも使えるので、一枚もっておくと便利でしょう。

 

 

数珠

◇数珠は全ての宗派で使用できる、略式数珠が安心です

沖縄で数珠を葬儀に持ち歩く風習はありませんが、近年は本州に倣った葬儀も増えたため、略式数珠(片手数珠)をひとつ持っておくと便利でしょう。

数珠には「略式数珠(片手念珠)」と「本式数珠(宗派別念珠)」の2種類がありますが、略式数珠(片手念珠)は宗派に関係なく使用できる数珠です。

宗派にこだわりがなく、葬儀や法事などあらゆるシーンに対応できる数珠を用意するならば、略式数珠(片手数珠)をおすすめします。

 

 

ヘアアクセサリー

◇髪が長い人はひとつにまとめます

長い髪の人は男性・女性に限らず、黒・濃紺・グレーなどのシンプルなヘアゴムで、髪をひとつにまとめるのがマナーです。

女性はシンプルなデザインのバレッタやシュシュでまとめても失礼にはなりません。
髪をまとめにくいならば、ヘアネットを使うのも良いでしょう。

 

 

まとめ:葬儀でアクセサリーは故人への弔意を表します

まとめ:葬儀でアクセサリーは故人への弔意を表します
葬儀でアクセサリーを付ける風習は、ブラックフォーマルなどの洋装が広まったことで、ヨーロッパで喪に服すことを表す「モーニングジュエリー」の風習から、日本でも根付きました。

現代では皇室の女性でもジェットなどのモーニングジュエリーを付けて葬儀に参列する様子を見受けます。
けれども一般的に葬儀アクセサリーは限られ、主に下記3点には注意が必要です。

 

・2連や長いネックレスはタブー
・イヤリングやピアスは揺れない
・パールはマットで丸いもの

 
あくまでも洋装において喪服という礼装を完成させるために付けるマナーです。
参列者が自らを飾るために付けるものではないので、華美なものは避けましょう

 

 

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Point.1

ご葬儀の不安がなくなります

お葬式は地域の風習によってやり方が違います。相談で不安や悩みの解決策が見つかりますので、ご都合のつく時に相談に訪れることをおススメします。

Point.2

葬儀費用がわかります

葬儀費用は相談内容や葬儀社によって変わります。後悔しないために複数の葬儀社でお見積りを取ることをおススメします。

Point.3

ご希望のお葬式ができます

相談される方のご希望のお葬式に添えるように、下準備も含めて事前にご相談ください。

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