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お葬儀の豆知識

2023/03/04

【沖縄の葬儀マナー】御香典の包み方マナー、持ち歩き方・差し出し方とは?

【沖縄の葬儀マナー】御香典の包み方マナー、持ち歩き方・差し出し方とは?
沖縄の葬儀では御香典の包み方に戸惑う声もありますよね。
現代の沖縄では都心部を中心に葬儀の形式が変わりつつあり、この変化に伴い、沖縄で準備するにあたり、御香典の包み方への質問が増えました。
 
・沖縄で御香典の包み方にマナーはある?
・御香典の持ち歩きマナーは?
・御香典を差し出す時のマナーは?

 
今までのように180人・200人と多くの参列者を受け入れる一般葬ばかりではなく、参列者30人以下の小さな葬儀も増えるなか、沖縄での御香典や包み方マナーは気に掛る人も多いです。
今回は現代の沖縄で押さえたい、御香典の包み方マナーを解説します。
 

沖縄の御香典の包み方①不祝儀袋は金額に合わせる

沖縄の御香典の包み方①不祝儀袋は金額に合わせる
●不祝儀袋は金額に合わせて選びます
 
沖縄の葬儀は地域によって御香典金額が一律千円で統一されていたり、相場が3千円前後のものも多いですよね。
このような場合は不祝儀袋も中袋なしの1枚で、水引きが印刷されたものを選びます。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー①不祝儀袋>
金額に合わせた不祝儀袋を準備する
(1)千円~5千円未満…水引きが印刷された不祝儀袋
(2)5千円~5万円未満…水引きが付いた不祝儀袋
(3)5万円以上…豪華な不祝儀袋

 
喪主やご遺族が御香典を開けた時、中身と外側がちぐはぐになるのも失礼にあたるので、5千円を目安に水引き付きの不祝儀袋を選んでください。
 

沖縄の御香典の包み方②中袋の整え方

沖縄の御香典の包み方②中袋の整え方
●中袋は表の中央に金額、裏の左下に住所と氏名を書きます
…住所と氏名には、郵便番号も記載しましょう。
 
沖縄の御香典の包み方マナーに限らず、一般的に水引きが付いた不祝儀袋であれば、上包みとともに中袋もセットされています。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー②中袋
●中袋の文字は黒墨で良い
(1)表の中央に金額「金○○圓(円)」
(2)裏の左下に郵便番号・住所・氏名
(3)お札を入れる

 
しばしば奉書紙などで上包みを包む人もいますが、この場合の中袋は厚手の白封筒で、お札が外から透けないものが好ましいでしょう。
 

金額の書き方

●御香典の金額は「大字」を用います
 
御香典の金額は漢数字ですが、壱(一)弐(二)などの「大字」を用いるのが沖縄の御香典での包み方マナーです。
 
圓(円)」は全国的にも現代の「円」で表記する人が多いですが、「圓」の方が丁寧でしょう。また、御香典の金額を書いた後に「」を付けます。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー:大字>
●壱(一)・弐(二)・参(三)・伍(五)・拾(十)・仟(千)・萬(万)・圓(円)
・三千円…参仟圓也
・五千円…伍仟圓也
・一万円…壱萬圓也

 
表書きは通夜では薄墨、葬儀では黒墨を使用しますが、中袋はご遺族に向けて分かりやすいよう記載するものなので、黒墨や万年筆などでも構いません。
 
また、稀に横書き用の金額記入欄がある不祝儀袋がありますが、この場合は通常書く算用数字で問題はないでしょう。
 

沖縄の御香典の包み方④お札の入れ方

沖縄の御香典の包み方④お札の入れ方
●御香典のお札は折り目を付け、お顔は封筒の下側、封を開けた時に裏側になるように入れます
 
昔の葬儀は亡くなった当日に通夜、翌日に葬儀だったため、「訃報を予想して準備していた」として新札は忌まれてきました。
 
…とは言え、クシャクシャのお札も失礼ですので、現代の沖縄では御香典マナーとして、新札を準備したうえで一折りする方法が最も安心です。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー:お札>
●お札の枚数は少なくする
・新札をひと折りする
・お顔は封筒の下側に入れる
・表(金額が記載している側)がお札の表
封を開けるとお札の裏側

 
お札の表」は、お顔が見える側です。
また沖縄の御香典の包み方マナーとして、不幸が重ならないよう、できるだけお札を重ねない配慮も必要です。例えば5千円であれば千円札5枚ではなく5千円札にします。
 
特に連名で包む御香典に多いため、代表者は大きなお札に変えて整えてください。
 

水引きが印刷された不祝儀袋

●水引きが印刷された不祝儀袋でも、お札の入れ方は同じです
 
大勢の参列客を受け入れる沖縄の葬儀では、ひとりひとりの御香典金額が約千円~5千円未満のケースも少なくありません。この場合、沖縄では水引きが印刷された不祝儀袋を使用します。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー:水引き印刷>
(1)表…表書き、下に氏名
(2)裏…左下に郵便番号・住所・氏名
(3)お札…中袋の入れ方に同じ

 
金額的な理由もありますが、前述したように沖縄では紙が重なることを「不幸が重なる」と考えたため、不祝儀袋も中袋のないタイプを選ぶケースも多くあります。
 
中袋がない不祝儀袋は封を糊付けしたくなりますが、沖縄の御香典の包み方マナーとしては、封はそのままで整えると良いでしょう。
 

沖縄の御香典の包み方③上包みの整え方

沖縄の御香典の包み方③上包みの整え方
●上包みは上を最後に被せて「お辞儀」をさせます
…祝儀袋では下が最後で「上向いて」いるので反対です
 
従来は約千円~3千円ほどが香典の金額相場になり、知人友人が沖縄の葬儀に参列する場合、御香典の水引きも印刷なので包み方は気にしなくて良いのですが、近年では都心部を中心に約5千円を包む人も増えました。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー③上包み>
(1)中央に中袋を置く(表向き)
(2)左から右へたたむ
(3)右から左へたたむ
(4)裏返す
(5)下から上へたたむ
(6)上から下へたたむ
(7)水引きを掛ける

 
御香典の不祝儀袋が「中袋+上袋」、白×黒の水引きが付いたものであれば、最後は上から下へ包み、その上から水引きを掛けます。
 

奉書紙などで「斜め包み」をする場合

奉書紙などで「斜め包み」をする場合
●御香典の「斜め包み」をする場合、斜めの紙にお札を置いて、左・右・中央に折り進めます
 
近年ではほとんど見かけなくなりましたが、沖縄では正式な御香典の包み方マナーとして、奉書紙などで斜めにお札を包む包み方もあります。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー:斜め包み>
(1)紙を斜めに置く
(2)お札を表にして、真横に置く
(3)下角から上へ折る
(4)左角から右へ折る
(5)右角から左へ折る
(6)上角から下へ折り包む
(7)余った部分を裏へ折りたたむ
(8)折り返した角が右下にくる向きに整える
左開きになる

 
中袋がない場合に、半紙利用して中袋替わりに斜め包みをしたり、沖縄では一枚で丁寧な御香典の包み方マナーとしても、用いられていました。
 

沖縄の御香典の包み方⑤ふくさの包み方

沖縄の御香典の包み方⑤ふくさの包み方
●御香典はそのままむき出しにせず、ふくさに包んで持ち歩きます
 
ふくさ(袱紗)」とは、御香典や御祝儀などを持ち歩くために使用する、表裏2枚合わせになっている絹布です。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー⑥ふくさ>
ふくさ(袱紗)…小さな風呂敷型で左の角にツメが付いたものもあります
簡易ふくさ(袱紗)袋型になっていて便利です

 
現代では簡易ふくさ(袱紗)が広がっているでしょう。簡易ふくさ(袱紗)は金封ふくさ(袱紗)とも呼ばれるようになりました。
 
祝儀用のふくさ(袱紗)は華やかでピンクや白などもありますが、沖縄の御香典の包み方マナーに限らず、全国的に御香典では黒や紫、深緑などの地味で光沢のないものを選んでください。
 

簡易ふくさ(袱紗)の包み方

簡易ふくさ(袱紗)の包み方
●簡易ふくさ(袱紗)は、左から蓋がかぶさるように御香典を入れます
 
沖縄で御香典の包み方マナーのポイントは、左側から右側へかぶせることです。
ふくさ(袱紗)の場合、弔事で派手な色目はタブーですが、慶事で紫や黒のふくさ(袱紗)を使用しても、失礼にはなりません。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー:簡易ふくさ>
弔事のふくさ(袱紗)…左側から右側にかぶせる
慶事のふくさ(袱紗)…右側から左側にかぶせる

 
現代では慶事用と弔事用、両方のふくさ(袱紗)を準備している人も増えましたが、なかには入れ方で用途を使い分けるタイプもあるので、注意をしてください。
 

小風呂敷ふくさの包み方

小風呂敷ふくさの包み方
●小風呂敷ふくさ(袱紗)も、最後に左側から右側へかぶさるように包みます
 
(本来は正式なふくさですが)小風呂敷ふくさ(袱紗)も、最終的に左側から右側へ布をかぶせ、上下は「お辞儀」をする形になるため、下側の角が最初・次に上側の角を被せてください。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー:小風呂敷ふくさ>
(1)ふくさ(袱紗)を広げ、中央に御香典を置く
(2)右側の角をかぶせる
(3)下側の角をかぶせる
(4)上側の角をかぶせる
(5)左側の角をかぶせる
(6)(ツメがあれば)ツメを留める

 
…この順番です。
御香典は喪主やご遺族に対して葬儀費用などを助け合う相互扶助の意味も大きいですが、何よりも故人や喪主へのお悔みの心を表します。
 
そのため床や椅子に置いたり粗雑に扱うことなく、丁寧に持ち歩いてください。
 

沖縄の御香典の包み方⑥差し出し方

沖縄の御香典の包み方⑥差し出し方
●受付に来たらふくさ(袱紗)から御香典を取り出し、相手へ名前を向けて両手で差し出します
 
受付の順番が来たら「この度はご愁傷様でした」などのお悔みの言葉を述べ、芳名帳に住所や氏名を記入した後に、ふくさ(袱紗)から御香典を取り出す流れです。
 

<沖縄の御香典の包み方マナー:差し出し方>
(1)左手でふくさ(袱紗)を開き、御香典を取り出す
(2)取り出した後のふくさ(袱紗)は、御香典の下に敷く
(3)両手で御香典を持つ
(4)相手方へ名前を向ける
(5)御香典のみ差し出す
(6)「どうぞお納めください」と言葉を添える

 
ふくさ(袱紗)を座布団のように御香典の下に敷くマナーは、地域や家によっても違いがあるでしょう。お布施を差し出す時に使う「切手盆」の代わりのような扱いです。
 
また受付は後ろにも参列者が並んでいることが多いため、お悔みの言葉や御香典とともに添える言葉はひと言に留めます。
 
 

最後に

以上が沖縄で御香典を包む基本的なマナーです。
また職場の人から訃報を受けた時、沖縄では職場で連名の御香典とし、代表者が参列する流れも多いので、ひとりで判断せずに職場の人々と歩調を合わせると良いでしょう。
 
また特に2020年のコロナ渦以降、沖縄と本州との行き来が不便になったことで、郵送による御香典も増えました。
 
沖縄では「御香典を郵送するのは失礼では?」との質問もありますが、遠方で通夜や葬儀に参列できず、お悔みの気持ちを伝えたい時には現金書留を利用して、御香典を郵送することも、失礼ではありません
 

※沖縄で表書き連名の御香典、包み方マナーは下記をご参照ください。
沖縄の葬儀で、御香典を包むマナーとは?表書きや連名での作法まで解説!

 
 

まとめ

沖縄での御香典、包み方マナーとは
●不祝儀袋
・金額に合わせて選ぶ
 
●表書きの墨
・通夜では薄墨
・葬儀は黒墨
・中袋はハッキリと分かるもの
 
●中袋
・表が金額
・裏は住所・氏名・郵便番号
・数字は大字
 
●お札
・新札をひと折りする
・お顔は下
・封を開けた時裏側が見える
 
●上包み
・表は表書き、氏名
・包み方は上側をかぶせる
・斜め包みもある
 
●ふくさ(袱紗)
・ふくさに入れて持ち歩く
・左側から右へかぶせる
・弔事用は地味で光沢のないもの
 
●差し出し方
・左手でふくさから取り出す
・両手で差し出す
・名前を相手に向ける
・「お納めください」と添える

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