お葬儀の豆知識
訃報のお知らせガイド③ 葬儀日程決定後の電話・SMS・メール等の案内と文例

危篤連絡、ご臨終直後の初期連絡が終わると、次に行うべきは「葬儀日程が確定してからの案内」です。ここでは、通夜・葬儀の日時・場所・形式を正確に伝えることが求められます。特に葬儀は準備期間が短いため、案内が遅れると参列者に負担をかけてしまうこともあります。
本記事では、日程決定後に連絡すべき人の整理、電話やSMS・メールの文例、代表者網の活用、案内ハガキの書き方、小規模葬での工夫までを網羅して解説します。
葬儀日程が決まったら最初に連絡すべき人
日程が固まったら、まずは次の人へ再連絡しましょう。
①危篤・ご臨終時に連絡した親族や親友
②菩提寺の住職(枕経・通夜読経の都合)
③世話役を依頼する人(受付・会計など)
その後、次のカテゴリ別に案内を広げます。
- 親族関係(いとこ・おじおば・義理の親族)
- 職場関係(上司・同僚・取引先)
- 旧友・学校関係(同級生・恩師)
- 地域・町内会・趣味団体
葬儀は数日以内に行われるため、「電話+SMS」での迅速な二段階案内が最も確実です。
代表者に渡す「案内メモ」の内容
すべての人に個別連絡をすると大変なため、カテゴリごとに**代表者(連絡係)**を置くとスムーズです。代表者へ渡すメモは次の内容をそろえます。
- 故人名(ふりがな)
- 喪主の名前・続柄・連絡先
- 通夜:日時・会場住所・電話
- 葬儀/告別式:日時・会場
- 供花・供物の可否、弔電の宛先
- 駐車場・公共交通案内
- 会場内の注意(撮影可否・香典辞退の有無)
- オンライン配信の有無(URL・視聴方法)
代表者経由の伝達は、喪主の負担軽減に非常に効果的です。
◇電話での伝え方(文例)
日程決定の連絡は、親族や親しい関係者には電話が丁寧です。
<電話文例>
突然のお電話失礼いたします。○○(故人)の○○(続柄)の○○と申します。
通夜は○月○日(○)○時から、葬儀・告別式は○月○日(○)○時から、いずれも○○会館で執り行います。
詳細はこのあとSMS(メール)でお送りしますので、ご確認いただけますと幸いです。
日時と場所はゆっくり区切って伝えると、相手がメモを取りやすくなります。
◇電話後に送るSMS/メール(テンプレ)
聞き間違いを防ぎ、正式な情報を共有するために必ずテキストを送ります。
<通夜・葬儀のご案内>
故人:○○ ○○(享年○歳)/喪主:○○(続柄) 通夜:○月○日(○)○時〜 葬儀・告別式:○月○日(○)○時〜 会場:○○会館(住所・TEL) 弔電宛先:○○会館「喪主○○」宛 供花:可(締切:○月○日/葬儀社 ○○ TEL○○) 連絡窓口:○○(携帯○○)
この文面はそのままコピーして使えるため、家族間で共有しておくと便利です。
◇代表者向けの一斉送信用メール文例
代表者がグループに配信する想定の文面です。
<メール文例>
件名:
【訃報・ご案内】○○ ○○ 通夜・葬儀のご案内(喪主○○)
本文:
○○ ○○ 様
このたび○○ ○○(享年○歳)が永眠いたしました。
通夜および葬儀・告別式は下記の通り執り行われますので、ご案内申し上げます。
通夜 :○月○日(○)○時〜
葬儀 :○月○日(○)○時〜
会場 :○○会館(住所・電話)
香典・供花・弔電の取り扱いについては、上記宛先へお願いいたします。
出欠のご一報をいただけますと幸いです。
取り急ぎご案内申し上げます。
◇案内ハガキの使い方と文例(単葉)
高齢者やメールを使わない層へ確実に届けるには、案内ハガキが効果的です。
<ハガキ文例>
謹啓 ○○の候 皆様にはご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび ○○ ○○ 儀 永眠いたしました。
つきましては下記の通り通夜並びに葬儀・告別式を執り行いますので、ご案内申し上げます。
通夜 ○月○日(○)○時〜
葬儀・告別式 ○月○日(○)○時〜
会場:○○会館(住所・電話)※ご香典・ご供花の儀はご辞退申し上げます(任意)
喪主 ○○ ○○
急ぎの場合は、ハガキより電話+SMSの方が早く確実です。
小規模葬・家族葬での案内の工夫

家族葬は「どこまで声をかけるか」に迷いやすく、後から誤解が生まれることがあるため、最初に意向を明確にしておくことが大切です。
参列人数が限られている場合:時間帯分散・別日弔問の案内
香典辞退の場合:必ず早めに伝える(返礼品準備の負担減)
オンライン参列の案内:URL・視聴方法を明示
案内を控える理由を添える:「今回は家族のみで静かに見送りたく」など、丁寧に伝えると角が立ちにくい
特に親戚関係は誤解が生まれやすいため、代表者に共有をお願いするとスムーズです。
連絡後のチェックリスト
- 連絡済み・未連絡の名簿を整理(再コール時間の設定)
- 会場のアクセス案内・駐車場の案内を確認
- 受付・会計・返礼品・弔電整理など、役割分担を明確に
- オンライン参列がある場合はURL・接続テスト
- SNS投稿に関する家族の方針を統一しておく
これらを家族や代表者と共有すると、当日の混乱が大幅に減少します。
Q&A(よくある質問)
Q1:電話だけの案内でも良い?→ 可。ただし必ずSMSで追送すること。
日時や場所は聞き間違いが起こりやすい内容です。
Q2:LINEグループでまとめて送っても良い?→ 友人グループには有効。
ただし、親族は個別 or 代表者経由が丁寧です。
Q3:会社関係への案内は?→ 上司 → 総務 → 関係部署の順で広がるため、最初に上司へ連絡するのが基本。
Q4:供花を辞退したい場合は?→ 「誠に勝手ながら、ご供花の儀は辞退申し上げます」と明記する。
まとめ
葬儀日程決定後の案内は、正確性とスピードが何より重要です。電話で大枠を伝え、SMS・メールで「正式な情報」を送り、必要に応じて案内ハガキも併用することで、参列者が安心して準備できます。代表者を立てた連絡網を活用し、家族葬の場合は意向を丁寧に伝えることで、誤解やトラブルを防ぎ、静かで落ち着いた見送りの場が整います。
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