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お葬儀の豆知識

2022/12/01

【沖縄の葬儀マナー】宗派で違うお焼香の仕方とは。押さえる3つのポイント

【沖縄の葬儀マナー】宗派で違うお焼香の仕方とは。押さえる3つのポイント
沖縄の葬儀で「お焼香」とは、葬儀などで仏様へお香を供える(焚く)行為を指します。
ただお焼香とは仏教における儀礼なので、宗派によってお焼香の仕方が違うため、迷う人も多いですよね。

沖縄の葬儀でお焼香には「香り」を仏様に供える意味があり、真言宗や天台宗など宗派によって、焼香の回数など、お焼香の仕方に違いがあります。
また沖縄では、通夜や葬儀会場によっても、それぞれ作法があるので注意をしてください。

・宗派によるお焼香の仕方は?
・座敷の葬儀だけど、お焼香の作法は変わる?
・「おしいただく」って何?

今回は、沖縄の通夜や葬儀、法要などで行うお焼香について、その意味や仏教宗派によるお焼香の仕方を解説します。
 

お焼香とは?

お焼香とは?
●「お焼香」とは、沖縄の通夜や葬儀などで仏様に刻み香「香」を供えることを指します

一般的に、日々のお勤め(お仏壇へのお参り)やお墓参りではお線香を用いますが、沖縄の通夜や葬儀では、抹香を用いた「香」を仏様へ捧げます。

故人にとって沖縄の通夜や葬儀のお焼香とは、食べ物に代わる「香」のお供え物です。
そのため沖縄の葬儀では、故人やご先祖様へ感謝の気持ちとともに故人と心を繋げる想いで、お焼香を行うと良いでしょう。
 

<沖縄の葬儀マナー:お焼香とは>
・食べ物に代わる、仏様へのお供え物
・煙を通して、仏様と繋がる行為
・煙を通して、天へお供え物を送る
・生きる身の心と体の穢れを浄化する

 
実は沖縄で通夜や葬儀など、仏式の儀礼でお焼香が行われる前から、仏教発祥の地インドでは、白檀(びゃくだん)などの香りを焚いて、穢れ(けがれ)を落とす、身を清める習慣がありました。

実際にお線香の定番である白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)、沈香(じんこう)などは、漢方生薬の成分から、リラックス効果や安眠効果があるとされます。
また沖縄の葬儀でお焼香とは、除霊・魔除けなどの厄除け効果も信じられてきました。
 

※お焼香を行う時には数珠も用いますよね。数珠については下記コラムに詳しいです。
【沖縄の葬儀マナー】数珠の意味とは?数珠の持ち方や選び方、5つの基本マナーを解説!

 

お焼香の基本「おしいただく」とは

お焼香の基本「おしいただく」とは
沖縄で浄土真宗以外の宗派で葬儀を行う場合、基本的に①おしいただく→②指を擦りながら香炉に落とす、流れでお焼香を行いますが、この回数が宗派により違います
 

<お焼香の仕方:「おしいただく」とは>
●ここで「おしいただく」とは、右手の親指と人差し指・中指の3本の指で抹香をつまんで、自分の目の高さまで持ち上げる行為です。

 
ご自身が特定の宗派に信心している場合、「自分の宗派会葬先の家の宗派、どちらに倣ったお焼香を行えば良い?」との質問も多いですが、いずれのお焼香に倣っても構いません。

沖縄の葬儀では、最初に喪主やご遺族がお焼香を行いますから、そのお焼香の仕方に倣うのも一案です。
…それでは、沖縄の葬儀における基本的なお焼香の仕方を最初に解説します。
 

基本的なお焼香の仕方

基本的なお焼香の仕方
●お焼香を行う時には、座っていれば隣の人、一列に並んでいれば前の人に倣い、順番が来たら、僧侶とご遺族へ一礼します

お焼香を行うにあたり、数珠の持ち手は左手です。
沖縄の葬儀では家で先祖代々、特定の宗旨宗派を信仰する家は多くありませんから、選ぶ数珠は、どの宗派でも通用する簡易数珠を持参すると良いでしょう。
 

<お焼香の仕方>
●数珠は左手に持ちます。
[1]僧侶へ手を合わせて一礼
[2]ご遺族へ軽く一礼
[3]祭壇前に進む
[4]遺影を見て一礼

●おしいただ
[5]右手の親指と人差し指・中指の3本の指で抹香をつまむ
[6]つまんだ抹香を額まであげる(宗派で違いあり)
[7]抹香を香炉へ落とす
※浄土真宗ではおしいただかず、そのまま香炉へくべる

●お焼香を終えたら
[8]遺影(ご本尊・ご遺骨)へ一礼
[9]読経供養をしている僧侶へ、軽く一礼
[10]席に戻る(もしくは列に倣い退出)

 
会葬客はそれぞれ自分の家の宗派に倣うこともありますから、前の人のお焼香を確認し続けると、マナー違反にもなり兼ねません。

会葬へ行く前に、喪主のお焼香の仕方に倣うか、自身の宗派に倣ったお焼香を行うか…、決めてからいくと、心も落ち着いて会葬できます。
 

宗派によってお焼香の回数が違う

この①おしいただいてから②香炉へ落とす、お焼香一連の行為の回数が、宗派によってちがいます。

また、おしいただく時に抹香を指で持ち上げる高さも、宗派によって違う場合があるため、こちらも会葬前にチェックすると安心です。

おしいただく回数

沖縄の葬儀は、会葬客が多く100人を超えることもあるでしょう。
この場合は一列に並び、どんどんお焼香を済ませますので、お焼香の回数を省略することがあります。

沖縄の葬儀でお焼香の回数をアナウンスされた場合はもちろん、会葬客が大勢いる場合には、いずれの宗派でもお焼香の回数を1回で済ませることも多いです。
 

会場によって違う、3つのお焼香の仕方

会場によって違う、3つのお焼香の仕方
●お焼香の仕方は会場や喪主(施主)の決め事により、①立礼焼香②座礼焼香③回し焼香の3つの種類があり、それぞれに少しずつ作法が違います

例えば、座敷間の自宅葬で葬儀会場が狭い場合などでは、会葬客へお焼香台を回す「回し焼香」が行われるなどです。
 

<お焼香の仕方:お焼香の仕方>
[1]立礼焼香
[2]座礼焼香
[3]回し焼香

 
沖縄の葬儀では、那覇市など都心部を中心にして斎場を葬儀会場にするものが多く、基本的には全国的な葬儀と並ぶ「立礼焼香」が主流ですが、地方では自宅葬も多く、狭い葬儀会場で整えることもあるでしょう。

この場合には畳間で行う座礼焼香回し焼香も考えられます。
…それでは、下記よりそれぞれのお焼香の仕方を解説します。
 

沖縄の葬儀[1]立礼焼香

●「立礼焼香」とは、沖縄の葬儀では一般的な、椅子席の式場で行うお焼香の仕方です

100人以上の会葬客となる大きな規模の一般葬など、一列に並んでお焼香を行い、そのまま退場するスタイルでも、この立礼焼香になるでしょう。

喪主やご遺族からお焼香が始まりますが、不安があればお焼香の回数は自分の宗派に倣った方法でも、問題はありません。
 

<お焼香の仕方[1]立礼焼香>
●お焼香の順番が来たら…、
①祭壇に向かいご遺族に一礼
②焼香台の前まで進む
1歩手前でご遺族に一礼
④祭壇に一礼、もしくは合掌
⑤お焼香
(宗派によって違う)
⑥遺影に向い合掌、一礼
⑦遺影を正面にして2、3歩下がる
⑧ご遺族に一礼
⑨席に戻る

 
人間は亡くなってすぐに成仏する」とされる浄土真宗では、おしいただく工程を省略し、祖抹香をつまんだらそのまま香炉へくべます。
 

[2]座礼焼香

●「座礼焼香」とは、主に畳敷きの式場で行われます
ただ正座でお焼香を行う以外、基本的なお焼香の仕方は、立礼焼香とほぼ変わりません
少しの移動をする時には、両手を握った状態で床に置き、体を押し上げるような形で移動すると良いでしょう。
 

<お焼香の仕方[2]座礼焼香>
●お焼香の順番が来たら…、
①前に進んで焼香台の手前に正座する
②ご遺族に一礼
③遺影に向かって一礼
座ったまま、焼香台まで近寄る
⑤そのまま合掌。
⑥宗派ごとの作法に倣いお焼香を行う
遺影に向かい合掌
仏壇から下がる
遺族に一礼して立ち上がる
自分の定位置に戻る

 
正座した段階から順番が来て、前へ出るまではかがみ気味で移動して良いでしょう。
前方に出たら、正座をしてご遺族に一礼し、正座のまま移動してお焼香を行います。
 

[3]回し焼香

●「回し焼香」は、自分の場所まで焼香炉が回ってくるお焼香の仕方です
焼香炉(しょうこうろ)」とは、お焼香をする香炉で、一般的には向かって右側に抹香、左側に香炉が備えられています。

焼香炉がそのまま回ってくる場合もありますし、お盆などに乗せられて回ってくる沖縄の葬儀もあるでしょう。
 

<お焼香の仕方[3]回し焼香>
●焼香炉が回ってきたら…、
①香炉の順番になったら一礼
②香炉を自分の手前に置く
③仏壇や祭壇へ一礼
宗派ごとの作法に倣いお焼香を行う
仏壇や祭壇へ合掌し一礼
⑥次の人に焼香炉を回す

 
沖縄の葬儀で回し焼香の最後の人になったら、立ち上がって良いので喪主(または施主)へお返しします。

立ち上がって移動するほどのスペースが充分にない沖縄の葬儀会場もありますから、この時には焼香炉を順番に前方へ手渡しして、最終的に喪主(または施主)へ手渡しでお返しできる人へ、託すようにしてください。
 

最後に

以上が基本的な、沖縄の葬儀におけるお焼香の仕方です。
また、会葬に手提げバックなどを持参することもありますよね。

沖縄の葬儀では、お焼香の際にこのような手提げバックの扱いに困る様子も見受けますが、小さな荷物などは、脇に挟んでお焼香を行えば問題はありません。

沖縄の葬儀会場では、焼香台の近くに荷物置きを設置している会場もあります。
このような会場では、荷物置き場を活用すると良いでしょう。

沖縄の葬儀会場へ大きい荷物を持参している場合は、椅子の下に置いてからお焼香に向かうか、もしくは受付で預かってもらうと良いです。
 

※沖縄の葬儀では多くが抹香によるお焼香ですが、自宅への弔問はお線香が多いです。
お線香の宗派による違いは、下記で解説しています。
【沖縄の葬儀マナー】お線香のあげ方も宗派で違う?自宅への弔問でお線香をあげるマナー

 
まとめ

お焼香の仕方とは。宗派や会場で違うマナー
●お焼香とは
・食べ物に代わる、仏様へのお供え物
・煙を通して、仏様と繋がる行為
・煙を通して、天へお供え物を送る
・生きる身の心と体の穢れを浄化する

●「おしいただく」とは
・抹香をつまんで持ち上げること

●基本的なお焼香の仕方
[1]僧侶へ手を合わせて一礼
[2]ご遺族へ軽く一礼
[3]祭壇前に進む
[4]遺影を見て一礼
[5]右手の親指と人差し指・中指の3本の指で抹香をつまむ
[6]つまんだ抹香を額まであげる(宗派で違いあり)
[7]抹香を香炉へ落とす
[8]遺影(ご本尊・ご遺骨)へ一礼
[9]読経供養をしている僧侶へ、軽く一礼
[10]席に戻る(もしくは列に倣い退出)

●宗派により回数が違う

●葬儀会場による違い
[1]立礼焼香
[2]座礼焼香
[3]回し焼香

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Point.2

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Point.3

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