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お葬儀の豆知識

2026/08/06

旧暦七夕とは?沖縄でお墓掃除をする理由と旧盆を迎える準備

「七夕」と聞くと、多くの人が7月7日に短冊を飾る行事を思い浮かべるかもしれません。ただ、沖縄の七夕は古くから新暦ではなく旧暦を基準として行われてきました。2026年の旧暦七夕は8月19日(水)にあたります。

沖縄では、旧暦七夕を旧盆を迎える準備の日とし、お墓の掃除や供養を行う家庭が多くあります。なぜ七夕にお墓を掃除するでしょうか。本記事では、旧暦七夕の意味や、お墓掃除を行う理由、準備しておきたいこと、旧盆との関係について解説します。

旧暦七夕とは

旧暦七夕は、中国から伝わった「織姫と彦星の伝説」沖縄の祖先供養の風習が結び付いて受け継がれてきた行事になります。全国的には、織姫と彦星の伝説や短冊飾りのイメージが強いですが、沖縄では祖先供養との結び付きが深く、旧盆を迎える準備の日として大切にされています。

特に昔から「ご先祖様を迎える前には、お墓をきれいに整えておくべき」と考えられており、家族や親族で墓参りを兼ねて清掃を行う家庭が多く見られます。ただし、行う内容や時期は地域や家庭によって異なり、七夕当日に掃除をする家庭もあれば、その前後に都合を合わせて行う場合もあります。

なぜ七夕にお墓掃除をするのか

沖縄では、本土のように「いつでもお墓参りに行く」ことはせず、決まった暦の時以外はお墓参りをしないという風習があります。これは、むやみにお墓へ行くことは避けるという考え方があり、その理由として霊的な存在を家へ連れて帰ることを気にする言い伝えもあります。

お墓参りは、ジュールクニチー(十六日)と言われるあの世の正月、シーミー(清明祭)、そして旧暦七夕など、節目の行事に合わせて行われることが一般的です。

旧暦七夕は、旧盆の6日前にあたるので、ご先祖様の霊が帰ってくる旧盆の前に、お墓をきれいに掃除し、気持ちよくご先祖様を迎える準備をするという意味があります。お墓掃除では、墓石を洗ったり、雑草を取り除いたり、落ち葉を片付けたりすることが一般的です。周囲を整えた後に線香を供え、手を合わせて旧盆を迎えることを報告する家庭もあります。

これは単なる清掃ではなく、「これから旧盆を迎えます」「今年も家族で供養します」という気持ちを伝える意味を持つ大切な習慣とされています。

◇お墓掃除で準備しておきたいもの

お墓掃除は屋外で行うため、事前に道具を準備しておくと作業がスムーズです。一般的には、次のようなものを用意する家庭が多くあります。

主な持ち物 用途
ほうき・ちり取り 落ち葉やゴミの掃除
雑巾・スポンジ 墓石の汚れを落とす
軍手 草取りや清掃作業
ゴミ袋 草やゴミの持ち帰り
線香・ライター お参り・供養
花(必要に応じて) お供え

近年は墓石専用の洗剤なども販売されていますが、墓石の種類によっては使用できないものもあります。気になる場合は、水拭きを基本とすると安心です。また、墓地によってはゴミを持ち帰るルールになっていることもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

◇旧盆との関係

旧暦七夕が終わると、沖縄では旧盆の準備が本格的に始まります。旧盆は、ご先祖様を自宅へ迎え、家族や親族が集まって供養する沖縄を代表する年中行事です。一般的にはウンケー・ナカビ・ウークイの三日間で行われますが、その前にお墓を整えておくことで、ご先祖様を迎える準備が整うと考えられています。

また、この時期には仏壇の掃除や供え物の準備、親族との連絡などを進める家庭も少なくありません。七夕は、旧盆の始まりを意識する節目としての役割も果たしています。

地域や家庭によって違いがある

沖縄の旧暦行事は、沖縄県内でも地域や家庭によって風習が異なることがあります。例えば、お墓掃除を七夕当日に行う家庭もあれば、仕事や親族の都合に合わせて前後の週末に行う家庭もあります。また、掃除の後にお供えをするかどうか、親族全員で集まるかどうかなども家庭ごとの考え方によって異なります。

そのため、「こうしなければならない」という決まりはありません。大切なのは、それぞれの家庭で受け継がれてきた習慣を尊重しながら、ご先祖様への感謝の気持ちを持って準備を行うことです。

まとめ

旧暦七夕は、沖縄では旧盆を迎える準備の日として受け継がれてきた大切な年中行事です。2026年は8月19日(水)が旧暦七夕にあたり、多くの家庭でお墓の掃除やお参りが行われることでしょう。

お墓をきれいに整えることは、ご先祖様を迎える準備であるとともに、家族が集まり、祖先への感謝を改めて確認する機会でもあります。地域や家庭によって行い方は異なりますが、形式にとらわれすぎる必要はありません。それぞれの家庭の習慣を大切にしながら、穏やかな気持ちで旧盆を迎える準備を進めていきましょう。

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