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お葬儀の豆知識

2023/01/15

沖縄の喪中とは?喪中と忌中の違いはある?喪中の期間・親族の範囲を解説!

沖縄の喪中とは?喪中と忌中の違いはある?喪中の期間・親族の範囲を解説!
沖縄で喪中はご遺族が故人を偲び、日常生活に戻るまでの期間ですよね。
この期間は基本的に、お祝い事や慶事を控え、身を慎み故人を供養しますが、13ヶ月と言う長い期間なので、年中行事や節目の祝いなど、戸惑う声も少なくありません。

・沖縄で喪中とは?
・忌中と喪中の違いは?
・どの範囲までの親族が喪に服すの?
・沖縄で喪中に行ってはいけないことは?
・娘が成人式なのだけど…

今回は、沖縄で喪中とは何か?忌中との違いや、喪中や忌中に控える事など、質問の多い事柄を解説します。
 

沖縄で喪中とは?

沖縄で喪中とは?
●「喪中(もちゅう)」とは、身内が亡くなった後に故人の死を乗り越えるため、喪に服して日常生活に戻るまで身を慎む期間です

その昔の沖縄では喪中を「忌服(きふく)」・「服喪(ふくも)」などと言われてきました。

全国的な喪中の始まりは江戸時代、五代将軍徳川綱吉の時代に制定された、喪に服す親等の範囲や、謹慎日数が定められている「服忌令(ぶっきりょう)」とされます。
 

<沖縄で喪中とは:昔々の喪中>
・門戸を閉じる
・酒肉を断つ
・弔せず(人の死を弔わず)
・賀せず(喜び祝うことをせず)
・音曲をなさず(音楽を楽しまず)
・嫁とりをせず
・財を分かたず(財を別々にせず)

 
ただしこのならわしはあくまでも昔のもので、現代はその一部が残されているほどです。

その後、明治七年の太政官布告で忌中と喪中、それぞれの期間が親等により細かく制定されました。

この喪中や忌中に関する法律は昭和22年になくなりましたが、その後も沖縄も含めた民衆の間で喪中と忌中のならわしが、今も残っています
 

喪中と忌中の違いとは?

●「忌中(きちゅう)」とは、故人が亡くなってから成仏するまでの期間を差します

このように沖縄で喪中とは、遺族や近しい人々が故人を偲び、哀しみから立ち直る期間であるのに対し、忌中は故人が成仏までの「冥土の旅」の期間ですので、全く違うものと言えます。
 

<沖縄で喪中とは:忌中との違い>
●忌中とは
故人が冥土の旅をする
死の穢れが残る
・神棚を封じる
・喪服を着る
死の穢れが移る

 
沖縄では忌中も喪中期間に含まれるのですが、神式では死は「穢れ(けがれ)」として忌み嫌うものです。

そのため死の穢れが残っている忌中は、穢れを移して次の死者が出ぬよう、喪服を着て外出を控える期間とされてきました。

忌中は「死の穢れが残っている」とされるのは、故人があの世に到達していないためです。
成仏すると死の穢れからは解放され、このことを「忌明け(きあけ)」と言います。
 

どの範囲までの親族が喪に服すの?

●沖縄で喪中の範囲は、二親等までとされます

ただし故人との生前の関係性もありますので、二親等以内の親族であっても同居していたなど、故人と生前に深い関係性にあって、喪に服したいとするならば、喪中としても良いでしょう。
 

<沖縄で喪中とは:喪に服す範囲>
●故人から見た関係性として…、
・配偶者
・両親(父母)
・祖父母
・子ども
・子どもの配偶者
・孫
・孫の配偶者
・兄弟姉妹
・兄弟姉妹の配偶者

[配偶者方の親族]
・配偶者の父母(義父母)
・配偶者の祖父母(義祖父母)
・配偶者の兄弟姉妹

 
では沖縄で喪中と言えば年賀状を出さず、喪中はがきを出すしきたりがありますが、喪中はがきを出す相手は、毎年年賀状を出している人や葬儀の参列者の他、喪に服す範囲にない三親等以上の親族です。
 

沖縄で喪中期間は?

沖縄で喪中期間は?
●沖縄で喪中期間は、故人が亡くなってから13ヶ月です

沖縄で喪中期間は故人が亡くなってから13ヶ月ですので、大まかに1年を通して喪に服すことになります。

年中行事としては、沖縄では喪中にお墓参りながらも慶事であるシーミー(清明祭)は控え、その代わりに弔事のジュールクニチー(十六日)にお墓参りを行う家が多いでしょう。
 

<沖縄で喪中とは:喪中期間>
●故人から見た関係性として…、
配偶者…13ヶ月
両親(父母)…12ヶ月~13ヶ月
・祖父母、子ども…3ヶ月~6ヶ月
・兄弟姉妹…30日~3ヶ月

 
※ズレはありますが、前述した明治七年制定の太政官布告「忌服令」が大まかな目安となり、現代に至る地域が多いです。

また、旧盆は忌中を過ぎていれば「みーぼん(新盆)」として行いますが、その昔の沖縄では通常の親族が集まる旧盆は控え、近しい家族や身内のみで弔事として執り行います。

ただ近年では本州の風習に倣い、みーぼん(新盆)は僧侶を及びして読経供養を行う家も増えました。
この場合、同じく弔事として行いますが、親族が集まり追善供養を行います。
 

※沖縄のみーぼん(新盆)については、下記をご参照ください。
沖縄のみーぼん(初盆)はいつ?昔と今、沖縄で迎える習慣の違い

 

沖縄で忌中期間は?

●沖縄で忌中期間は、シジュウクンチ(四十九日法要)までです

現代でも日本では、「忌引き(きびき)制度」を設けた企業や学校が多いでしょう。

忌引き(きびき)」とは、身内が亡くなり通夜や葬儀などに参列するために会社や学校を休むことで、企業であれば有給扱いになったり、学校の場合は忌引きとして休み扱いになりません。

ただ、この忌引き期間と忌中期間は違いますので、注意をしてください。
 

<沖縄で喪中とは:忌中の期間>
●故人から見た関係性として…、
・配偶者…約50日(四十九日法要後)
・両親(父母)…約50日(四十九日法要後)
・祖父母、子ども…約30日~50日
・兄弟姉妹…約20日~50日

 
ちなみに、忌引き制度が適用する期間は、一般的に配偶者で約10日間両親が約7日間子どもでは5日間ほどが一般的です。

通夜や葬儀に参列するのみであることが多い、故人の兄弟姉妹や配偶者の両親(義父母)、伯父伯母や祖父母、孫などは、約1日~3日間の忌引き期間が多いでしょう。
 

年末に家族が亡くなったけど…

●年末に身内が亡くなった場合、故人が亡くなった日から13ヶ月が喪中です

例えば年末12月30日に身内が亡くなった場合、葬儀は翌年三が日明けの1月5日頃に葬儀を執り行う判断もあるでしょう。
この場合、「翌年のお正月は祝っても良いのか?」との相談が多いです。
 

<沖縄で喪中とは:数え方>
・葬儀を執り行った月ではなく、亡くなった月で計算
亡くなった月をひと月と数える

 
そのため12月をひと月と考えると翌12月で喪明けになるので、お正月のお祝いができます。
もちろん正月飾り年賀状も問題ありません。
 

沖縄で喪中に行ってはいけないことは?

沖縄で喪中に行ってはいけないことは?
●沖縄で喪中に控える事柄は、主に慶事、お祝い事への参加です

沖縄で喪中は喪に服す期間ではありますが、忌中ほど厳格ではありません

前述した江戸時代や明治時代の喪中とは違い、現代沖縄の喪中は、結婚式などの慶事への参加を避け、お祝い事大きな事柄を控えて過ごせば良いでしょう。
 

<沖縄で喪中とは:控える事柄>
①慶事への参加
・結婚式
・祝賀会
・式典

②お正月のお祝い
・鏡餅や門松などのお飾り
・「おめでとうございます」の挨拶
・年賀状
・お屠蘇(おとそ)やおせち

③引っ越し
・家を建てる
・リフォーム
・神式の地鎮祭
・大きな買い物

④旅行

 
質問の多い喪中の初詣ですが、忌明けであれば参拝をしても問題はありません。
子ども達が楽しみにしているお年玉に関しては、「お小遣い(おこずかい)」など、表書きを変更して差し上げると良いでしょう。
 

忌中に行ってはいけないことは?

●忌中では、喪中で控える事柄に加えて、神社参拝や婚姻届けの提出などがあります

神道では「死を穢れ」とし、忌中は穢れが残るとされる点が、喪中との大きな違いです。
そのため特に忌中では、喪中で行ってはいけない事柄に加えて、神へお参りする神社参拝が避けられます。
 

<沖縄で忌中とは:控える事柄>
神社参拝
・結婚

 
では年末に家族が亡くなった場合、「毎年取り換える破魔矢などの交換はどうするの?」などの質問も多いのですが、基本的には忌明けを待って取り替えます。

●ただし寺院は仏式で「死は穢れ」の概念がないため、お参りができます

もしも神社に毎年参拝している場合、破魔矢などの縁起物は正月期間のみ購入できるものも多いので、友人知人にお願いするなど事前に購入をしながら、忌中が明けたら取り換えるのも良いでしょう。
 

娘が成人式なのだけど…

娘が成人式なのだけど…
●人生儀礼のお祝いに関しては、喪中でも行って構いません

出産や進学・七五三などの人生儀礼は待ってはくれないため、沖縄では喪中であっても参加して構いません。
ただし忌中期間であれば、七五三などで祈祷が必要であっても控えます。
 

<沖縄で喪中とは:人生儀礼>
●下記のような人生儀礼は、沖縄では喪中でも祝います
・出産祝い
七五三(忌中の祈祷を避ける)
十三祝い(忌中の祈祷を避ける)
進学祝い
・トーカチユーエー(斗掻祝)88歳
・カジマヤーユーエー(風車祝)97歳
・他、長寿祝い

 
もしも「忌明けを待たずに、受験の合格祝いを祈祷したい!」などの問題があれば、誰か忌中に当たらない三親等以上の親族や、知人友人に代理を依頼すると良いでしょう。
 

最後に

以上が沖縄で喪中とは?忌中との違いや控える事柄、範囲などをお伝えしました。
沖縄では喪中に関して、以上の質問の他にも「喪中はがきを出したのに、年賀状が来てしまった!」などの相談があります。

この場合、多くの人は年賀状が出せないので、寒中見舞いを出すべきか悩む人も多いです。
ただ年賀状を出した人も、「喪中はがきを確認しそびれた…」「出してから喪中だったと思い出した!」などの事情があるでしょう。

もちろん寒中見舞いを出しても失礼には当たりませんが、相手も気付いている場合が多いため、ムリをしてお返事を返す必要もないかもしれません。
 

まとめ

沖縄で喪中とは?
●喪中とは
・喪に服して身を慎む期間
・亡くなった月から13ヶ月
・慶事やお祝い事への参加を控える

●忌中とは
・故人が成仏するまでの期間
・死の穢れが残っている
・神社への参拝を控える

●喪中でも人生儀礼は参加して良い

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