20代後半のころ「花輪業の経営を一緒にしないか」とある友人に相談を持ち込まれたのがきっかけで、県内の葬祭業のリサーチを開始しました。当時の業界は黎明期であり、サービス業として組織的に運営されている企業はほとんどなく、ほとんどの業者が社員2~10名以下の家族的に経営されている業界でした。
そこで私は大手デパートの元職場で培った「心を売るサービス」が冠婚葬祭にも繋がっていると考えていたことから、ご遺族様が葬儀の手配と段取りに手を煩わせることなく故人様を悼む時間をゆっくりと過ごせるように、電話一本で手配段取りの煩わしさを全て解決できるワンストップサービスを提供できる葬儀社を起業することを決意しました。 また、業界が黎明期の真っただ中であったこともあり、企業名もこれから業界を開拓していく総合冠婚故葬祭業という意味を込めて『拓商』と名付けました。会社の歩みには所々に『拓商の開拓精神』が刻み込まれています。
起業は那覇市国場(国場十字路角地)で古い古民家の一角(7坪)を借り、私を含む二名でスタート(創業)しました。今思うと、起業当初は仕事も少なく、経営的に不安定であったことや一年経たずして共同経営者であった二名が退職したことや、本土復帰が間もない時期で世の中(社会・政治・経済・文化)がどう変化していくのか先の見えない部分もあったことから、経営の厳しさをしみじみと学ばされた時期でもあります。
弊社の開拓精神で忘れてならないことがあります。県内を走り回っている霊柩車の緑ナンバーについてです。
起業当時、県内を走っていた霊柩車は白ナンバーしかなく、民間火葬場が所有しておりました。 当時、県外で当たり前であった緑色ナンバーの霊柩車を県内に走らせたいと考えていた私は、その導入手法を学ぶために県外へ出向いて行政書士を県内にお招きし必要書類を集めた後、行政機関に駆け込み私の想いを一心不乱に訴え続けました。お陰様でその想いは行政関係者にも伝わり、県内初の緑ナンバーの霊柩車の認可を取得することが出来ました。
また、現在では見慣れている『自宅に幕を張って白木の祭壇を飾る』ということも、当時はもの珍しいものであり一般世帯にも普及していませんでした。私は社員を積極的に県外の葬儀社へ派遣し、県外の葬送文化を導入することも尽力致しました。
その後、葬祭業を通して社会貢献していく中で、行政機関との関わりも増え、平成三年には、旧玉城村(現南城市)が運営していた火葬場業務の委託管理をお受けさせて頂きました。そこでも地域のみなさまのために葬儀マナーと身だしなみを整えて懇切丁寧に対応して参りました。
令和二年を迎え、世界中の各国を巻き込んでいる新型コロナウイルスの蔓延を踏まえて、世界規模のパンデミックが起こっています。過去にも前例のない世界規模の出来事にこの葬儀業界も例外なく、大きく影響を及ぼしております。葬儀をされている方の中にはは未知のウイルスからの感染を避けるため、大切な方との最後の別れの場である葬儀をご遠慮する人もいます。とても難しいことではありますが、ただ葬儀に関わるものとして、故人様を残された多くの人たちと一緒に送りたいというご遺族様の想いを汲み取ることが出来ず、通常のお別れが出来ないことはとても歯がゆく、とても悲しいことだと感じております。
私たちおくりびとが社会から与えられた役目は、故人様との最後の別れの機会を創出することでありますので、私はこの文章を読んでくれているみなさまが、より故人様を想い、最後の別れをゆっくりと過ごせるような環境を、出来るだけ早く、そしてより沢山の機会を提供していくことに全力をささげていく所存であります。それこそが私たちが地域社会へ貢献できることではないかと考えております。
私たち拓商スタッフはこれからも変わらず、地域のみなさまと共に育ち、良きパートナーとして共に歩んでいきたいと考えておりますので、これからも引き続き、弊社『拓商』をご自愛くださいますよう宜しくお願いいたします。
有限会社拓商
代表取締役 親泊 元八
人類最高の仕事を通して、人と環境に優しく関わり
奉仕精神と真心を持ってお客様に喜ばれ、地域社会に貢献できることを最高の幸せとする。
私達は迅速的確をモットーに気配り・目配り・心配りで安心・感動を与えられる人財になります。
私達は最高のサービスで安心・感動を与え、地域の信頼を得るよう最善を尽くします。
私達は温故知新を基本にその人に相応しい儀式を提供し、今までもこれからも安心・感動・創造に努めます。
さすがTAKUSHO、いつもTAKUSHO、エールのTAKUSHO、こころのTAKUSHO
名 称 | 有限会社 拓商 |
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本 社 | 〒902-0074 沖縄県那覇市字仲井真130-2 TEL:098-832-2700 FAX:098-832-2671 |
設 立 | 昭和49年 9月 |
資本金 | 1,000万円 |
代表取締役 | 親泊 元八 |
事業内容 |
冠婚葬祭業(24時間体制) 葬儀部門・・・葬儀に関わる全般事業 搬送部門・・・一般貨物自動車運送事業(霊きゅう車) 法事部門・・・法事に関わる事業、仏壇・仏具の販売 生花部門・・・生花に関わる事業、生花販売 (供花、祭壇花、スタンド花、胡蝶蘭、花束、盛花、観葉植物等) 式典部門・・・式典業務(地鎮祭、落成式)、徽章リボンの販売 |
拓商グループ 関連企業 |
有限会社メモリアルフラワーショップ 有限会社拓商セレモニーサービス 沖縄国際民間救急サービス 久米島葬祭 |
和暦 | 会社の歩み |
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昭和49年 9月(1974年) | 創業(那覇本社) |
昭和50年4月(1975年) | 法人登記 |
昭和51年4月(1976年) | 神原支社オープン |
昭和56年 11月(1981年) | 南風原本社 オープン |
昭和61年 9月(1986年) | 生花店『メモリアルフラワーショップ』 オープン |
昭和62年9月(1987年) | 浦添支社オープン |
平成元年2月(1989年) | 首里支社オープン |
平成9年(1997年) | 患者等搬送事業『民間救急サービス』開始 |
平成9年6月(1997年) | 一般貨物自動車運送事業(霊きゅう)開始 |
平成10年 11月(1998年) | 葬儀式場『拓商セレモニー会館』 オープン |
平成13年 7月(2000年) | 葬儀会員制度『エール倶楽部』の取扱い開始 |
平成13年 7月(2001年) | 企業様向け福利厚生制度 『CSS(Company Sosai Support System)』取扱い開始 |
平成15年 8月(2003年) | ISO9001 葬儀社格付機関『一般社団法人日本儀礼文化調査協会(JECIA)』より、県内で初めて"5つ星"評価の認定を受ける |
平成16年(2004年) | 海洋散骨事業開始 |
平成16年1月(2004年) | 中部支社オープン |
平成16年3月(2004年) | 浦添支社移転オープン |
平成16年9月(2004年) | 豊見城支社オープン |
平成18年7月(2006年) | 法事ギフト事業開始 |
平成22年6月(2010年) | 久米島町内初の葬儀社『久米島葬祭』オープン |
平成24年 12月(2012年) | 葬儀式場『ふれ愛メモリアルホール牧港こころ』 オープン |
平成24年12月(2012年) | 葬儀会員制度『こころ倶楽部』の開始 |
平成28年9月(2016年) | 葬儀式場『メモリアルリビングこころぐしかわ』オープン |
平成30年(2018年) | JECIAより葬儀安心度調査でAAAを認定 |
平成30年4月(2018年) | 拓商セレモニー会館の安置室増設 |
昭和61年~ | 琉球大学医学部献体合同慰霊祭 琉球大学医学部献体合同火葬式 |
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昭和62年 | 護佐丸公530年祭施行 |
昭和63年~ | 6.23全沖縄戦没者追悼式(場所:平和記念公園)施行 |
平成3年 | 公営火葬場業務委託管理 |
平成9年4月 | 故屋良朝苗氏元沖縄県知事県民葬を施行 (場所:沖縄コンベンションセンター) |
平成9年 | 尚家第22代当主 故尚裕氏 合同追悼式施行 |
平成13年 | 八重山戦争マラリア犠牲者追悼式施行 |
平成13年12月26日 | 故西銘順治氏元沖縄県知事県民葬施行 (場所:県立武道館) |
平成14年 | 厚生労働省 南西諸島方面海洋上慰霊合同追悼式施行 |
平成19年 | 公営斎場との業務委託管理 |
平成25年 | 公益財団法人沖縄県平和記念財団、各都道府県慰霊祭施行 |
平成28年 | 公営斎場との業務委託管理 |
平成29年7月26日 | 故大田昌秀氏元沖縄県知事県民葬を施行(場所:沖縄コンベンションセンター展示棟、参列者約3000名) |
平成29年7月29日 | 故大田昌秀氏元沖縄県知事久米島町民葬を施行(具志川農村環境改善センター、参列者約600名) |
平成30年10月9日 | 故翁長雄志氏元沖縄県知事県民葬を施行(場所:県立武道館、来場者約3000名) |
崇高な静けさと、
深い落ち着きをご用意いたしました。
全フロア、バリアフリー対応し、車椅子でも楽に館内を移動できます。家族葬の際や、ご自宅での御安置を希望されない場合にご利用いただけます。 悲しみを癒し、くつろげる空間をご準備いたしております。
住所 | 〒901-1117 沖縄県島尻郡南風原町津嘉山1679−1 |
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TEL | 098-889-1815 |